これ見よがしに、銀行危機が叫ばれ始めました。

中国の「リーマン・モーメント」懸念する投資家

WSJ

本尊さんが、銀行危機を作る気満々なのは、海賊メディアの筆頭であるWSJがトップで報じていることからも明らかです。ただ、数年に渡って同筋を愛してきた?当ブログとしては、”期待外れ”感を抱かざるを得ません。

第2のリーマンショック?

前回、株価の下落は現在の彼らの実力値を計る格好の数値になる、と私は書きました。結果、どうでしょう。久しぶりに恐怖感を感じる相場になっているとはいえ、それでも高値から10%も下がっていません。

これからなんじゃないの?

こう言うのはファーストインプレッション、最初が肝心な訳で、私に言わせれば「先が思いやられる感」が漂っています。短期的も反発かなあという印象を持っています。

ここ最近で一番下がったのは、ウクライナ危機の時ですが、それに比べても明らかに、下落の度合いが鈍いですね。

「第2のリーマンショック」にはほど遠い、というのが取りあえずの私の感想です。2年前だったら、私は大騒ぎしていたでしょう。それは100%必ず起こるとね。もちろん、それにはそれなりの理由がありました。

企てたものたち

アメリカに権力が集中することを苦々しく思うヨーロッパ、ロシア、中国は、その「弱点」に向けた攻撃を2000年よりスタートしていました。そしてリーマンショックの2008年を堺に、アメリカの没落が徐々に進んでいることを、この本では明らかにしていきます。

『リーマン・ショックの真実 覇権国家アメリカの没落を企てるものたち』 

国際政治アナリストの北野氏は「リーマン・ショック」は仕組まれたものであり、その真犯人は、欧州と中国とロシアであると言います。間違いはないと思いますが、当ブログは、もっとピンポイントに指摘してきました。

例えば、何の関係もないようなこのニュースですが、真犯人を示唆していると私は思います。

そうした中で大ニュースは、トランプ氏がサッカーの女子ワールド・カップ決勝リーグで米国がスウェーデンに惜敗したのを「バイデンのせいだ」とSNSに投稿した話だ。「米国チームの多くの選手が米国に敵対的だった。WOKE EQUALS FAILURE. (同性愛者がシュートに失敗した)」

女子サッカー、米国がスウェーデンに敗れたのは「バイデンのせいだ!」 JBpress

トランプは「北欧」が「アングロサクソン」を破ったことを、象徴的と歓喜し、こう言いました。

「Nice shot Megan, the USA is going to Hell!! !  MAGA(ナイスシュート・ミーガン*1
、アメリカ合衆国は地獄に落ちろ。メイク・アメリカ・グレート・アゲイン)」 (Trump taunts defeated U.S. women’s national team)

ああ、ついに本音が飛び出しちゃいましたね。

「アメリカは地獄に落ちろ!」

まるで、イスラム過激派のようですが、彼らは”同胞”だと私は思います。アメリカの没落を企てたものは、北欧にルーツをもつものではないですか?

ヴァイキングは通商・貿易を業としていた民族である。そのため、ヴァイキングは中世ヨーロッパが未だ暗黒時代とされる頃から、東アジア・中東とも交流を行い、航海術だけではなく、地理的な知識・工業的な技術・軍事的な技術も周辺のヨーロッパ諸国を凌駕するようになった。その結果、富を求め近隣諸国を侵略していったとされるものである。

『ヴァイキング』 ウィキペディア

「ヴァイキング」=「ノルマン人」は、スカンジナビア半島に原住していたとされる民族で、恐らく人類史上初めて世界一周を成し遂げた「最強」の勢力。彼らは9世紀にフランスに侵攻。「911年」に!ノルマンディー公国を建国、11世紀のイングランドにノルマン朝を建てます。

トランプ氏は、この末裔たちに買われた可能性が高いのではないですか?

こうした北欧神話のマークは過去にも恐ろしい人々に借用されてきた。有名なところでは、初期のナチスが北欧神話やゲルマン人のルーン文字を多用していたし(稲妻の形をした「SS」はとくに有名)、北欧抵抗運動、オ-ディンの戦士たち、国家社会主義運動といったネオナチグループも、ルーン文字オーザルをロゴに採用している。

米議会襲撃、白人至上主義者がヴァイキングと北欧神話に傾倒する理由 RollingSTONE

しかし、先般お伝えしてきた通り、その「最強」に陰りが見え始めているのです。

なお、トランプ氏は、今回の起訴を受け、ただちに反論するための記者会見を今月21日に行い、「大規模な選挙不正が行われたことを裏付ける独自調査結果を公表する」と予告していた。

 しかし、17日になって急遽、会見中止を発表した。

中止理由について、米ABCテレビによると、同氏の弁護団が「選挙不正についての根拠の疑わしい調査結果を出せば、今後の法廷審議を複雑にするだけだ」として反対したためという。

 トランプ氏の苦悩は、ますます深まるばかりだ。

トランプは組織犯罪者?4度目の起訴で陣営も焦る事情 wedgeONLINE

おいおい、大丈夫かよ…

ただ、彼らは一方的に攻撃されている訳ではなく、そこには相当の狙いがあり、それはたぶん、これ。

とにかく、彼が有罪判決を受け服役しながら大統領に返り咲いた場合、米国政治史上、国民がかつて経験したことのない前代未聞の異常事態となることが予想される。

しかし、彼らは最近、策士策に溺れるの形が多くなって来ており、これも”とても心配”です。なにせ、とにかく世界中に敵が多い。

中世初期の文献資料は、ヴァイキングに敵意を持つ西欧人の記した記録や伝承記が多い。中世の西欧人にとってノルマン人(ヴァイキング)とペスト(黒死病)は二大脅威だったのである。

793年、ノルマン人と思われる一団によって、ブリテン島東岸のリンディスファーン修道院が襲撃された。このことは「アングロ・サクソン年代記」に記されており、西ヨーロッパの記録に記された最初のヴァイキングの襲撃とみなされている。

『ヴァイキング』 ウィキペディア

最強の「ヴァイキング」の最大の敵は、欧州において別のルーツを持つ者たちです。

「スウェーデン」が「アメリカ」を破ったことを、トランプ氏が象徴的と絶賛した理由はもうばっちりですね! サッカーの女子ワールドカップは、新世界を予言することになるでしょうか? それともただのブラフでしょうか?

現代のヴァイキングの願望

ワシントンでは米財政問題を巡る新たな与野党対立が醸成されつつある。

  これに伴い、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局の政策運営が複雑になるとともに、先に米国の格付けを引き下げた格付け会社フィッチ・レーティングスの警告の正しさをあらためて裏付ける事態となりかねない。

  フィッチは連邦債務上限引き上げ問題に象徴される米国のガバナンス(統治)の劣化がオウンゴールとなって、世界経済における同国の立場を損ねているとの認識を示している。

米連邦政府機関閉鎖のリスク浮上-フィッチの米国格下げ受け ブルームバーグ

「アメリカは地獄に落ちろ!」

「現代のヴァイキング」が何を引き起こそうとしているかは、もはや明らかですが、ここ最近の動向を見るていると、彼らに嘗ての力が残っているかについては、疑問を感じます。

当ブログの更新頻度が下がったのは、私がやる気をなくしたからではありません。

FOXニュースやCNNのような政治専門テレビ局は別にして、一般テレビやグーグルなどオンラインの「トランプネタ」報道が、ここにきて下火になってきた。 

女子サッカー、米国がスウェーデンに敗れたのは「バイデンのせいだ!」 JBPRESS

そう言えば、もう一人の伝道者のナイジェル・ファラージはX上で、「銀行に迫害された」と連日しきりに訴えておりますが、さっぱり話題になっておりません。

これまで国際政治、時事を作ってきたのは彼らでした。その彼らから、極上のネタが提供されなくなったのです。これは「最強」がその力を失いつつある、彼らの落日を表していると見ていいのではないでしょうか?

だから、うちのブログのためにもガンバレ、トランプ~ ディープ・ステートをやっつけろ~ 当ブログは、正義ではなく弱者の味方だよ~。

しかし、彼らのことを心配して応援してあげるというのは、まださすがに気が早すぎる話ではあるでしょうけどね。