最近、記事を書くのがなかなかしんどいと感じます。というのも、以前より扱う情報が格段に増えて複雑化、どこを捨てるのか、纏めることに難儀しているのです。

その点、「マーケット関連」記事は楽しくかけます。投機筋の売りじかけが原因だとか根拠のない陰謀論を書いても、結果がど外れしてもまったく問題ないことが約束されているのですし(笑)。

イタリアがヤバいらしい

欧州債務危機の再来が言われ始めているそうです。

欧州連合(EU)域内で3位の経済規模を持つイタリアの政治が、再び混乱している。ドラギ首相が辞めれば、市場で辛うじて保たれていたイタリア経済への信頼は消えそうだ。10年ほど前、欧州を襲った債務危機の再来を恐れる声が広がり始めている。

債務危機再来、おびえる欧州 首相交代で「イタリア売り」 jiji.com

この記事見た時、あまりの唐突さに唖然となってしまいました。だって、こんな話ありました? 私はマーケット含めて結構ニュースを見ていますが、まったくノーチェックでしたよ。実際ユーロは昨日、142円の高値をつけていたのです。ところが、本日にかけて3円以上も急落。

またもや、それは「ある日、突然」始まったと言う印象です。まあ、もう分かると思うのですが、これは諜報的な動きですね。

振り返れば、また奴らがいた

ほらほら、また出た。

イタリアの連立政権の事実上の崩壊を受け、ドラギ首相が退陣を決めた。マッタレッラ大統領は国会の解散を決断、9月にも前倒し総選挙が行われる。ロシアのウクライナ侵攻で各国と協調してきたドラギ氏が不在となり、世論調査では総選挙後、欧州連合(EU)懐疑派の右派による政権発足が見込まれる。ロシアに対する国際社会の結束が揺らぐ可能性もある。

前倒し総選挙、右派優勢 欧州の対ロ結束、揺らぐ恐れ―9月に投票、ドラギ首相退場・イタリア jiji.com

極めて右寄りな勢力が、EUの崩壊を目論んでいることは、当ブログ読者様はとっくのとうにご存知のはずですよね。早ければ2017年、いやお前に言われなくても、もっと前から知ってたぜ、という方もいらっしゃるでしょう。

ここまでくれば「陰謀論」というのも逆にばかばかしく、気づく人と気づかない人がいるだけ、という現実が鮮明になるだけです。それにこう言う「陰謀論」って当時から、全然ないんですよ。

今も昔もあるのはNWOの話ばっかり。そういう所からも、「陰謀論」の主が窺えるというものです。それは、極めて右寄りな勢力です。

ユーロ崩壊?

そういう訳で、私はユーロは長期的に最も危険な通貨であり、最悪0円か?と書いてきました。そう言った動きが今始まったかは、もちろんわかりません。多分、まだ、そこまでではないのでしょう。

ただ、「ユーロを守るためならば何でもやる」というたった一言で、欧州を債務危機から救った伝説の元ECB総裁、マリオ・ドラギ氏の退任から始まっていることは、とっても気になりますよね。

ドラギ総裁:世界的な金利上昇でユーロ圏に危機再来のリスク-関係者

ブルームバーグ

ドラギさんは2016年当時「金利を上げるとヤバいですよ」とちゃんと正しいことを言っていました。しかし2022年7月21日、ECBは11年ぶりの利上げに動きました。これが何を意味するかのかって、2016年のドラギさんが全てを予言しています。

ドラギ総裁は15日、ブリュッセルで開催のEU首脳会議で景気について説明。金利上昇で債務圧縮の進んでいない国が負担増に直面する可能性があると論じた。

今は、2022年だから大丈夫なんてことは決してありません。むしろ、もっとヤバいです。だって、債務は圧縮どころか、狂気のレベルで膨張したのですから。理由はもちろんコロナ危機です。ドルよりも先にユーロが逝く可能性も十分考えられます。ちなみに円は、引き続き安全通貨のはずですよ。

日本銀行が政策引き締めを急ぐ中央銀行の一群に加わると見込む市場の賭けは、21日の政策決定を控えて後退した。円と日本国債を標的とした短期筋の活動に再び火が付く公算は小さい。
  黒田東彦総裁が日銀のイールドカーブコントロール(YCC)政策を微調整することに賭ける「ビッグショート」からヘッジファンドは撤退した様子だ。

黒田総裁在任中は日銀政策転換なしか、ビッグショートから短期筋撤退 ブルームバーグ

黒田総裁、そして安倍さん、本当にありがとうございます!

日銀 黒田総裁「金利引き上げるつもりない」金融緩和継続方針

NHKNEWS

惚れました。

イギリスもヤバい

そして、EUに対して最も攻撃的な姿勢を貫く、極めて右寄りな勢力の代表格であるイギリスの、ナイジェル・ファラージ氏。

このEUの行動は、@Theresa_Mayとボリス・ジョンソン(BorisJohnson)の売国行為の結果である。
国民に誠実でなかったことが直接の原因だ。

オーブンで焼くだけの契約、誰かいませんか? (DEEPL翻訳)

彼が取り上げていたのは、離脱協定に従わないイギリスをEUが訴えると言う内容の記事です。

おお~来てます。来てます。2017年から当ブログが撒いて来た種が一気に花を咲かせつつあるような感じがしますね。

そして、このタイミングでもう一人の極めて右寄りな勢力の代表格のジョンソンは、矢面から逃亡。現在、党首選が行われていますが、第一候補はスナク氏だということになっていますが、決して普通の結果にはならないと予言しておきましょう。

これは仮に、スナク氏が勝ったとしてもです。

こう言った事情から、上昇トレンド転換したともいわれる株式市場ですが、9月のメジャーSQに向けてやはり予断を許さない状況にあると捉えた方がいいのではないでしょうか?

ま、とは言え、マーケットに関しては、スナック感覚で(うまい!)読んでもらえれば、これ幸いです。