先日、反ワクチン団体「神真都(やまと)Q会」のメンバーの男女3人が、新型コロナのワクチン接種を実施していた小児科クリニック(東京都渋谷区)に侵入した疑いで逮捕された。同会の逮捕者は、幹部の男を含めて計8人。

 彼らはロシアのウクライナ侵攻に関して「プーチン大統領は救世主」と主張し、「コロナは存在しない」と荒唐無稽な言動をくりかえしてきた。このような反ワクチン派の陰謀論が後を絶たないのは、ワクチンの副反応被害への厚生労働省の対応が曖昧で、安全性への疑念を払しょくできないからだろう。

コロナワクチン 増え続ける副反応疑い死 NEWSSOGRA

皆様は、こちらの記事を読んでどう思われるでしょうか。

驚いた。
このような本当の事実を書いた記事を初めてヤフーで見た。
こういう記事は握りつぶすのがヤフーニュースの姿勢だと思っていたがさすがに報道しないとまずいと思ったのだろうか?

ヤフコメより

このヤフコメさんの疑問はもっともでしょう。しかし、理由は「まずいと思ったから」ではなく、すべては「そう仕組まれていたから」です。遂にやってきたのですよ、陰謀論者が正しい世界が。

嵌められた陰謀論者たち

世界的にコロナ対策が撤回され、ワクチンの副反応に対する報道が増えている。反コロナ、反ワクチン論者が大喜びするような状況がやってきたにもかかわらず、彼らから喜びの声は一向に聞こえてきません。これは何故なのでしょうか。恐らくは、自分たちのロジックによる予測が外れ、今の状況を説明できなくなったことに不安を感じているからではないでしょうか。

「今回は予行演習だったんだ!」と言っている人気アカウントもありましたが、恐らく彼自身もその説明を信じていないでしょう。

確かに国権剥奪の世界政府化は、コロナのパンデミック条約などで推進されつつある。だが、私から見ると、世界政府化は「失敗させるためにやっていること」だ。世界政府の構想は、米欧諸国を自滅させた挙げ句に失敗する。非米諸国は影響を受けない。大リセットは全体的に、未必の故意的に失敗させることによって本来の目的を達成する策略である。

「ひどくなる大リセット系の嫌がらせ」 田中宇の国際ニュース解説

その目的は、世界政府の構築などではありませんでした。それは大衆を嵌めるためのギミック。ただこのことに気づく人は、とっても少ないようです。なぜなら嵌めているのは諜報機関、プロ中のプロですから。

彼らは「真実」を巧みに操り、心理的誘導で大衆をコントロールし続けているのです。

公安関係者によると、神真都Q会は昨年1月の米連邦議会議事堂への襲撃事件を扇動したとされる「Qアノン」の日本組織だと自称しているとされる。Qアノン同様にドナルド・トランプ前米大統領を支持し、HPでは「日本では決して報道されない事実として、数多くの子どもたちの救済を行った」とたたえているという。

Qアノン日本版メンバーか、4人逮捕 ワクチン接種の会場に侵入容疑 朝日新聞

トランプ支持者であれば、今の状況に歓喜していることでしょう。「最後に正しいは私たちだ」と。しかし、そうではない日本の多く陰謀論者は、この展開に戸惑いを感じていることでしょう。

この案件では、日本にある外国の諜報機関である公安が、裏協力をしています。

 立岩氏は「これは痛しかゆしだと思うんですよ。つまり起きたことを報道する、これは大事なんだけれども、あんまり相手にする人たちじゃないと私は思うんですね」と言い、「ちょっと驚きは警視庁の公安でしょ。公安が動くくらいの大きな話なのかなっていう疑問は若干ある」と述べた。

立岩陽一郎氏 反ワクチン“神真都Q”リーダー接種会場乱入に「公安が動くくらいの大きな話なのかなって」 スポニチ

まあ、全くその通りですよね。

逆転のウクライナ危機

そして、「ウクライナ危機」でも同様の展開となっています。

ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は8日、要衝セベロドネツクの大部分をロシア軍が押さえ、抵抗を続けてきたウクライナ軍が市周辺に撤退したと明らかにした。ウクライナ側は先週の反撃で市の一部を奪還していたが、再びロシア軍の手に落ちた。

ロシア軍、要衝セベロドネツクの大部分掌握 ウクライナ軍の抵抗及ばず ロイター

「ある日突然負ける」西側メディアの論調では「連戦連勝」だったはずのウクライナ軍は、何の前ぶりもなく、あっさりと負けてきてしまいました。そして、恐らく今後「道徳」においても、彼らの負けがはっきりとしてくるでしょう。

彼らはロシアのウクライナ侵攻に関して「プーチン大統領は救世主」と主張し、

コロナワクチン 増え続ける副反応疑い死 NEWSSOGRA

それは「ワクチン」と同じ道筋を辿る・・

ゼレンスキーは、世界的な食糧難を緩和するのを妨害している「悪い奴」だという話になり始めている。こうした善悪転換の動きも「大リセットの結末」系の話だ。

「ひどくなる大リセット系の嫌がらせ」 田中宇の国際ニュース解説

これは「グレート・リセット」というよりは価値観の大逆転、「グレート・リバーサル」とでも呼んだ方が相応しそうです。

嵌められたユダヤ人たち

そしてこの「グレート・リバーサル」によって嵌められたのは、何も大衆だけではありません。むしろ、諜報機関にとって大衆は観客、サッカーでいうサポーター程度の存在でしかなく、彼らが「対戦相手」としているのは、恐らく「ユダヤ人」です。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、以前にはロシア軍により自身が暗殺される可能性を主張していましたが、現在では、西側の同盟国やウクライナ軍による暗殺リスクが高まっていると語っているということです。

ウクライナ元議員、「ゼレンスキー氏は西側SPによる暗殺を懸念」 parstoday

嵌められた「ユダヤ人」たちは、とんでもない目にあわされています。

ゲイツはパンデミック大王のように言われているが、大リセットの一つであるパンデミックを使った支配強化の構図が崩壊していくほど、ゲイツは「パンデミック・ピエロ」にされる。私から見ると、彼はピエロにされるシナリオに前からはめこまれている。

「ひどくなる大リセット系の嫌がらせ」 田中宇の国際ニュース解説

(※マイクロソフトはユダヤ系とされていますが、ビル・ゲイツは「ユダヤ人」とはされていません。)

彼らは黒幕などではなく、むしろ被害者です。彼らは恐らく、何も知りはしない。自分では、いいことをやっているつもりなのではないですか? 初めから悪いことをやるつもりの人間など、一人だっていません。

人間は卑劣漢として生きてゆけないばかりか、卑劣漢として死ぬこともできないものだ。

『カラマーゾフの兄弟』 ドストエフスキー

彼らは悪魔ではなく、ただの人間です。「ユダヤ人」の中には違っていると分かっていて、その意志を表明する人もいます。

新型コロナウイルス禍への追加経済対策として、昨年3月に成立した1兆9000億ドル(現行レートで約249兆円)の「米国救済計画(ARP)」について、インフレ高進につながる可能性を懸念したイエレン財務長官が規模を3分の1削減するよう、バイデン政権当局者に当初呼び掛けていたとの内容がイエレン氏の評伝の新刊書見本で示された。

イエレン氏は規模削減を望んでいた-昨年の追加経済対策で評伝 ブルームバーグ

彼女は出世欲のために、「白い物を黒」と言ったのでしょうか。その選択は過ちだったことが後ほど記されることになるでしょう。彼女は、このままでは、ぼろぼろになるまで負け続けるでしょう。

嵌められた日本

そして、私たちにとってもう一つ重大なこと、それは日本政府が嵌められる側にいれられていることでしょう。そして「陰謀論者」は、諜報作戦に加担させられているのです。

大リセットの被害にあわないようにすることの第一歩は、大リセットのインチキに気づくことだ。その点でいうと、日本は例外的な道をたどっている。日本人のほとんどは大リセットのインチキに気づいていない軽信者だが、同時に現実主義でもあるので、自滅になるガチな都市閉鎖や化石燃料の徹底不使用はやっていない。日本はそこが良い

「ひどくなる大リセット系の嫌がらせ」 田中宇の国際ニュース解

これまで日本を守ってきたのは、だらしのない国民ではなく、日本政府でした。さて、今後はどうでしょうか。

本当の戦いはこれからです。

間違いから逃げないこと、それが私たちにとって重要なカギを握ることになりそうな気がします。